身につくスキル

情報リテラシー

アプリケーションソフトの利用

多くの大学生の皆さんは、マイクロソフト社WordやPower PointなどのOfficeアプリケーションを常日頃利用されているようです。ビジネスのシーンでは、マイクロソフトExcelが多く利用されます。弊社でも、企画・マーケティング部門はもちろん翻訳部門でも多くの場合マイクロソフトExcelを利用して資料の作成を行います。そのため、社会人として必要スキルの一つを学生のうちに身に着けることができます。

その他にも、特定の目的を持ったアプリケーションを活用して、そのスキルを身に着ける機会があります。以下にいくつか例を挙げます。

  • Adobe社のソフトウェアを利用した画像・動画の編集
  • Pythonを利用したプログラミングによるデータ分析
  • WordPressを利用したウェブサイトの制作・運営
  • Google社のサービスを用いたサイトの分析、広告戦略

情報収集・分析と提示のスキル

弊社のインターンシップでは、情報とは何であるかをよく考え、情報の収集や分析を行います。情報は単に情報として提示するだけでなく、状況に応じて情報の受領者の立場に沿ってその提示方法(表現方法)を変化させたり、情報提供者が意図する方向性を持って情報を提供させたりする場合もあります。このプロセスはマーケティング行動と捉えることができるかもしれません。この一連のプロセスをインターン生も担う機会が多くあります。情報に対する姿勢を実際の業務から学ぶことができます。

 

 

 

 

マーケティング理論と実践

このインターンシップでは、実際にマーケティングに関する仕事に触れる機会も多くあります。しかし、学生の専門分野は様々で、必ずしも経営分野や観光に関係する分野を専攻している人ばかりではありません。フォースウェーブでは、勤務する学生が仕事に必要な素養に関して最低限のものを得られるように、学習会を定期的に行っています。これまでに扱ったテーマは以下の通りです。

持続可能な観光立国

参考図書:『新・観光立国論』デービッド・アトキンソン著 東洋経済新報社

クルーズ旅行に関する業務専門であるフォースウェーブで働く以上、観光産業に関する基礎的な知識は不可欠です。観光産業というのは、日本では一般的にもそこまでその巨大さ・強力さが認識されていない分野ですが、2015年には世界のGDP総額の10%を突破し、世界経済において、エネルギー、化学製品に次ぐ「第3の基幹産業」という位置づけにまで成長している産業なのです。日本では訪日外国人観光客数の急激な伸びばかりがメディアで話題になっていますが、日本における観光産業は、GDPの7%ほどの寄与度であり、まだまだ伸び代がある産業なのです。

フォースウェーブでは、前述の参考図書を担当分けして発表会を行いました。この本を通じて、観光業という産業が軽視することのできない巨大な産業であること、ポジティブなイメージで語られることの多い日本の観光産業はまだまだ未熟であることといった、観光業に携わる仕事をするうえで不可欠な知識の共有ができたと考えられます。

マイケル・ポーターの競争戦略

参考図書:『マイケル・ポーターの競争戦略:エッセンシャル版』 ジョアン・マグレッタ著 櫻井祐子訳 早川書房

マイケル・ポーターは、米国を中心に世界各地で多くの企業や政府などの戦略アドバイザーを務め、「供給企業の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」という3つの内的要因と、「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の2つの外的要因、計5つの要因から業界全体の魅力度を測るファイブ・フォース分析や、購買した原材料等に対して、各プロセスにて価値(バリュー)を付加していくことが企業の主活動であるというコンセプトに基づいたバリュー・チェーンなど、今日でも十分に通用している競争戦略手法の数々を提唱した人物です。彼の代表的著書である『競争の戦略』は、経営戦略論の古典として今日でも多くの経営者や、経営学を学ぶ学生の間で広く読まれており、現在はハーバード大学教授として活躍しています。近年では、社会的課題の解決が企業の優位性に結び付くという考えのもとCSV(Creating Shared Value, 経済・社会にとっての共通価値の創造)を構築・拡大してくアプローチを提唱しています。

上述の参考図書を用いてマイケル・ポーターという経営学の権威が提唱した様々な理論を学ぶことを通じて、経営学の導入としました。現在社会がどのような動きであり、観光業界・クルーズ業界の趨勢を客観的に分析するという意識を持つ端緒となりました。

ポジショニング戦略

参考図書:『ポジショニング戦略[新版]』 アル・ライズ/ジャック・トラウト著 川上純子訳

ポジショニング戦略とは、「消費者の頭の中に商品を位置づけること(引用元:アル・ライズ、ジャック・トラウト著『ポジショニング戦略』)」と定義づけられている。具体的に説明すると、自社ブランドの役割を明確化し、他社ブランドとは異なる独自の役割を確立することで、顧客から見て替えの利かない商品を作り上げていく戦略である。

現在クルーズ業界では多くの企業が鎬を削っています。そのような業界の中で生き延びていくためには、明確なブランディングを通じて顧客を獲得し、ビジネスを進めていく必要があります。フォースウェーブでは上述の名著『ポジショニング戦略』を通じて現在のマーケティング論の基礎となっているこの理論に関して学習し、このようにロジカルな思考を通じて企業としての戦略を立案していくことの重要性を認識する機会となりました。

SDGsとビジネス

参考図書:『SDGs入門』 村上芽・渡辺珠子著 日経文庫

持続可能な観光開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)は、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。(引用元:外務省 JAPAN SDGs Action Platform)

ビジネスを運営していくうえでもこのSDGsに対する意識は不可欠です。また、SDGsの目標達成につながるビジネスを運営していくという意識を持つことが、新規事業開拓や事業拡大のヒントとなる可能性があります。また、SDGsは全世界共通の概念であるため、投資家の評価上昇や顧客の持つイメージ向上、SDGsに対する意識の高い優秀な学生の獲得にもつながります。

弊社でも世界の趨勢に則り、勤務者全員がSDGsに対する意識を高め、またそれがビジネスにどのように活用されていくのかということを深く理解することを目的に、上述の参考図書を用いて学習会を行いました。

ティール組織

ティール組織とは、目的に向かって、組織の全メンバーがそれぞれ自己決定を行う自律的組織を指す、フレデリック・ラルーが提唱した概念です。強力なリーダーは存在せず、組織内のメンバー各々が組織の中での自分の役割を理解したうえで現場で多くのことが決定されるという点に大きな特徴があります。組織内のメンバーはそれぞれ自ら目標を掲げて組織運営に関わることができ、組織側も個人の性格・素質を尊重してそれぞれのメンバーが能力を最大限に発揮できる環境を作っていき、組織全体として社会の中で生き残っていくために適応的に変化していくことを重要視しています。

以上を鑑み、弊社ではインターン生の短所を直すような方向ではなく、業務の中で長所を見つけ出しながら伸ばしてく指導を柱として取り組む方針を取っています。個性を理解してビジネスに応用する組織を目指します。大企業にとっては人材の多様性の観点から実現の難しい理想論のようにも思えますが、小規模の会社だからこそ実現できると考えております。

今後も、その他マーケティング理論や観光産業など関連する情報について学習会を行っていく予定です。

フォースウェーブが最終的に目指すものは、現在そこまで主流の旅行手段とはなっていないクルーズ旅行を進行させるということです。しかし、ただただ投資をして広告をばらまけばいいものではありません。一企業として、ビジネスの枠組みの中でクルーズ旅行の振興に取り組んでいかなくてはなりません。そのために必要な知識をこの勉強会を通じて身に着けています。実際にクルーズに関するポータルサイトを作成する際も、どのようにマーケティングを行っていけばよいのかを考えていく際にそれらの知識を活用して議論をしています。

実務的な翻訳能力

仕事内容/翻訳業務の項でも説明されているように、弊社の翻訳業務には様々な特徴があります。そのような実務的な翻訳業務を通じて身につく能力は様々です。

英語力

翻訳対象の英語は、実際にショア・エクスカーションのコンテンツ説明として使用されている、いわゆる「生の英語」です。そのため、ある程度かみ砕かれた表現が使用されている場合も多くあります。そのような英語に触れるという体験を通じて、ある程度の英語理解力の向上が望めます。

高い日本語力

翻訳をする際、英語の文章の意味は理解できるがそれを自然な日本語で表現するのが難しいということが多くあります。その際により自然かつ英語の意味を損なわない日本語の文章を作成する作業を通じて、言語的能力の向上が期待できます。

合意形成能力

翻訳には正解が存在せず、各人違った翻訳をします。その際に、「自分の翻訳がベストである」という根拠のない思いこみは捨て、他人の意見を吸収してより良い翻訳を集団として作っていくという作業が必要です。そのような経験を通じて、集団として最良の選択を合意形成を通じて生んでいくという意識・能力が身につきます。

プログラミング知識

弊社では、翻訳の標準化作業の一環としてPythonやVBなどのコンピュータ言語を使い、システム構築を実施し、一部翻訳自動化を行っています。そのようなプログラミング作業に実際に関わる機会もあります。

 

ビジネスマインドとマナー

今現在の自分を見つめ直したとき、自分の中に「自分はこれをしたい、自分はこうありたい」といったアイデンティティと呼べるものはありますか。そして、このまま社会人となったとき、自分で考えることを止めてしまい自分の意見を持たぬまま、上司の言うことに疑問を持たずただ従う、操り人形にはならないと言えるでしょうか。アイデンティティを持った社会人になるために、そしてアイデンティティを持って行動する際に必要なことを、弊社インターンシップでは身につけることができます。

”ビジネスマインド”と”社会人としてのマナー”とは

社会人になった時に求められる能力は、学生とは異なるものです。ここではその例として、”ビジネスマインド”と”社会人としてのマナー”を挙げます。ビジネスマインドとは、いわば社会人としての心構えみたいなものです。この意味を理解しているかどうか、そして実際に抱いているかどうかでは、社会人人生が大きく変わっていきます。また、社会人としてのマナーは文字通り社会人に求められるマナーであり、ほとんどがBtoB向けのマナーとなります。BtoCのマナーとBtoBのマナーは大きく異なりますが、普通のアルバイトでは基本的に対消費者向けであるBtoCのマナーしか学ぶことができません。しかし、弊社インターンシップでは対法人向けであるBtoBのマナーを学ぶことができるため、社会人になった際に大いに役立てることができます。

自分の意志を持った社会人になるために、ビジネスマインドは必要不可欠

弊社インターンシップでは、社会人にとって重要なビジネスマインドを身につけることができます。ビジネスマインドの一つの例として、仕事への向き合い方を挙げます。仕事をするときに、この仕事を自分がどうしたいのかという考え無しに仕事をして、他人の言いなりになっていれば、仕事の方向性がぶれてしまい、成果物の質も下がってしまいます。また、仕事の先を見据えていなければ、その仕事が終わった後にただ茫然と指示を待っている状態となってしまい、時間が足りなくなってしまいます。大切なのは自分がどうしたいのか、どうありたいのかという考え、つまりアイデンティティなのです。弊社インターンシップでは、仕事の裁量は基本的に担当者に任せられます。そのため、アイデンティティをはじめとするビジネスマインドを身につけることができます。

社会人としてのマナーは突如として求められる

社会人としてのマナーは、ビジネスマインドを持って仕事をする際に大きな助けとなるものです。学生時代に学べるマナーは、アルバイトなどの際に身につけることができるBtoCのマナーでしょう。しかし、社会人になった場合、いきなりBtoBのマナーも求められます。しかも、「BtoBのマナーは身につけていて当たり前」という認識に変わっていきます。つまり、BtoB向けの社会人としてのマナーは学生時代に身につけておく必要があるのです。弊社インターンシップでは、日々の業務を通じてこの社会人としてのマナーを学ぶこともできます。

弊社インターンシップで身につく社会人のマナー

弊社インターンシップで身につくマナーの例は以下の通りです。

・電話対応

・メール作成

・名刺交換 etc…

このほかにも多くのマナーが身に付きます。どれも社会人になる前に身につけておくことで、いざ社会人になったときに役に立つものばかりです。

オフィス内での業務を通じて社会人としてのマナーを学ぶ

オフィス内では、電話対応やメール作成の際に求められるマナーを学ぶことができます。

例えば、実務翻訳の業務を行うとき、お客様と電話やメールでコミュニケーションをとる必要があります。その際、中途半端なマナーで接することは、お客様に大変失礼なことです。そのため、社長や先輩に教わりつつ、適切なマナーをもってお客様とコミュニケーションをとっていきます。

このような日々の業務を通じて、社会人としてのマナーは自ずと身についていくことでしょう。

お客様への訪問を通じてマナーを学ぶ

弊社インターンシップでは、お客様を訪問し、会議を行うといった業務もあります。その際にも、社会人としてのマナーは必要となってきます。

例えば、名刺交換のマナーです。どのように名刺交換を行えばいいか、パッと思い浮かびますか?思い浮かぶ人は少数だと思います。確かに、学生時代にはほとんど名刺を持つことがなく、名刺交換のマナーは必要ないという人が多くいるかもしれません。しかし、社会人になると名刺はほぼ必ず持つこととなるため、自ずと名刺交換のマナーも必要となってくるでしょう。弊社インターンシップでは、インターンシップ生全員に名刺を作成しており、お客様のオフィスを訪問する際には名刺交換をしてもらいます。(もちろん、お客様を訪問する前に、オフィスで名刺交換についてのレクチャーがありますので、安心してください!)

このように、お客様を訪問する際に必要なマナーも、弊社インターンシップでは学ぶことができます。